西菱電機株式会社(本社事務所:大阪市、代表取締役社長:西井 希伊、以下「当社」)は、国土交通省 東北地方整備局 岩手河川国道事務所と岩手県雫石町が一体的に整備した「道の駅 雫石あねっこ」へ自社開発の「AI駐車場満空監視システム」を納入しました。

AIによる車両検知のイメージ
本システムはカメラ映像をAIで解析し、駐車場の各区画やエリアごとの満空(満車・空車)状況をリアルタイムで自動判定するものです。判定データは遠隔にある事務所等から確認でき、現場状況の確認やデータの蓄積が可能で、管理業務全体の効率化に寄与します。システム構成はオンプレミス型(※)を採用しているため、現場環境に合わせた柔軟なカスタマイズが可能なほか、外部ネットワークに依存しない独立したシステム環境により、セキュリティリスクを抑えた安定的な運用を実現します。
「道の駅 雫石あねっこ」は、岩手県と秋田県を結ぶ重要な幹線道路である国道46号沿いに設置され、温泉やキャンプ場、地産地消の直売所などが併設されており、県内外から多くの利用者が訪れる人気のスポットです。また、災害発生時は駐車場を広域災害応急対策の拠点として活用することもあります。このような多角的な役割も持つことから、今回のシステム導入により取得するデータは、災害時における迅速な拠点運用や、これまで職員が経験や感覚、目視確認で判断していた、「混雑時の臨時駐車場開放」の判断材料として役立てるなど、施設運営の最適化や効果的な今後の戦略策定に活用する予定です。
また、今回の導入では、本システムの効果検証を行う目的もあり、早期運用を実現するため、カメラ1台で駐車場の特定エリアのみを監視する「スモールスタート」の構成としています。
一方で、この1台のカメラで「特定エリアの満空検知」に加えて、「入退場の検知」も同時に行える独自の仕組みを構築しました。これにより、初期投資を抑えつつ、特定エリアの詳細な状況と駐車場全体の混雑状況を同時に把握できる効果的な検証体制を整えました。
なお、今後は満空監視の範囲を駐車場全体へと順次拡大することで、全区画やエリアごとの詳細な状況を把握できる、より精度の高い監視へアップデートすることが可能です。さらに、複数の道の駅の一括管理や、駐車場の混雑状況をドライバーや道の駅利用者へ一般公開することで、さらなる運営の効率化や利便性の向上も期待できます。
当社では引き続き、お客様のご要望や現場環境に合わせ、こうした機能の拡充や柔軟なシステムカスタマイズに対応してまいります。
今後もAI技術の積極的な導入やICTの活用を通じて、よりスマートで安全・安心・快適な街づくりの実現を目指します。
【AI駐車場満空監視システムに関するWebサイト】
https://www.seiryodenki.co.jp/project/parking-monitoring-guidance-system/
(※)サーバーやネットワーク機器、ソフトウェアなどのITインフラを施設内(現地)に設置・構築し、独自に運用する形態。
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