この度、当社社員の河野 拳也(こうの けんや)が、第68次南極地域観測隊員に選任されました。当社からの選出は、第67次南極地域観測隊に続き2人目となります。現在、南極での行動を想定した渡航前の各種訓練に取り組んでおり、2026年11月下旬より南極に向けて出発する予定です。
日本は1956年に第1次南極地域観測隊を派遣して以来、60年以上にわたり南極での科学観測を継続しています。その中心拠点である昭和基地は、1957年に開設され、多岐にわたる観測活動が行われています。
今回選任された河野は、過去4年間にわたり陸上自衛隊に所属し、国内防衛を掲げた各種演習や多様な環境での業務を経験してまいりました。この経験を通じて、さまざまな状況においても冷静に対応できる判断力と迅速な行動力を培っております。当社に入社後は、エンジニアとしてMCA(Multi-Channel Access)防災行政無線を担当し、現地でのトラブルシューティングや保守・運用対応に従事いたしました。さらに、東海道新幹線のミリ波を用いた高速通信装置の出荷試験や、信楽MU観測所における大気観測用大型レーダーの保守を担当し、レーダー技術に関する専門知識と確かな現場対応力を習得しました。
南極・昭和基地では、第67次南極地域観測隊員として活動中である当社の大西祐喜と同様、昭和基地に設置されている大型大気レーダーであるPANSYレーダー(Program of the Antarctic Syowa MST/IS Radar)の観測支援と保守業務を担当します。PANSYレーダーは上空の風を精密に観測することが可能で、観測したデータは大気波動や乱流構造の把握、地球規模の大気大循環における南極の役割、オゾン層の変動といった多様な大気現象の解明に大きく貢献しています。これまでに培った知見と確かな現場対応力を最大限に活かし、過酷な南極の地においても観測プロジェクトの推進と円滑な運用を支えてまいります。
西菱電機は、今後も社員一人ひとりの専門性と挑戦を尊重し、培った技術力を通じて、地球規模の課題解決と社会全体の発展に寄与してまいります。
(ご参考)
文部科学省HP :https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/06/1418062_00015.htm
国立極地研究所HP:https://www.nipr.ac.jp/antarctic/info/20260911.html
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